2026年8月17日
実家じまいで、仏壇はどうするか
実家の片付けで、家電や家具はどんどん進むのに、最後の最後まで手がつかないもの。仏壇です。「捨てるわけにもいかないし、うちのマンションには置けないし」で全体の段取りが止まる。実家じまいの現場で本当によくある光景です。道は3つあります。
道1: 引き取る(小さくして持っていく)
いまの仏壇をそのまま運ぶ必要はありません。仏壇を小さく買い替えて、位牌と本尊だけ移すやり方が主流です。マンションの棚に収まるモダン仏壇は数万円からあります。大きな仏壇は実家とともに供養して手放し、祈る場所は新居に作る。「仏壇を引き取る」というより「お参りの場所を引っ越す」と考えると、気持ちの整理がつきやすいはずです。
道2: 供養して手放す
誰も引き取れない場合はこちらです。手順は決まっています。まず菩提寺(付き合いのあるお寺)に閉眼供養(魂抜き)をお願いする。お布施の相場感は1〜5万円ほどです。魂抜きが済んだ仏壇は宗教的には「ただの家具」なので、あとは仏壇店の引き取り、お寺のお焚き上げ、片付け業者への依頼などで処分できます。処分費用は大きさにより数千円〜数万円。
よくある質問ですが、魂抜き後の仏壇を粗大ごみに出すこと自体は、法的には可能です。ただ、気持ちの問題として供養つきの引き取りを選ぶ家がほとんどですし、費用差も大きくありません。ここは無理に節約する場所ではないと思います。
道3: お寺に納める・預ける
位牌については、仏壇とは別の道もあります。菩提寺や永代供養先に位牌を納める(位牌の永代供養)という方法で、費用は1柱数千円〜数万円ほど。お墓の墓じまいと同時に進める家では、遺骨は永代供養墓へ、位牌はお寺へ、仏壇は供養して処分、と三点セットで整理することが多いです。
段取り上のコツ: 仏壇は「最初」に決める
実家じまいの段取りで言うと、仏壇は最後に回すほど重くなります。おすすめは逆で、片付けの計画を立てる最初の段階で、仏壇の行き先だけ先に決めてしまう。行き先が決まれば、閉眼供養の日程が決まり、それが片付け全体の起点になります。お寺に連絡するついでに、お墓の今後も一緒に相談できるので、二度手間も防げます。
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